大川様:当社では、結婚式の引出物や出産の内祝いなど、冠婚葬祭に欠かせないカタログギフトを制作するほか、贈答品や記念品の企画、卸売などにも携わっています。 カタログ数はコースごとに数えると300種以上、取り扱っているアイテム数は2万点を越え、お客様が楽しみながらお選びいただけるカタログギフトをお届けしています。
リンベル様
実際に導入してみて、使い勝手や成果などはいかがですか?
大川様:当社では紙媒体のカタログギフトをメインとしながら、ウェブからの販売にも力を入れています。
先述の通り、当社は多数のカタログギフトを扱っているため、以前のサイトでは一部の商品しか掲載できていませんでした。
ただ「ウェブでも全商品が見たい」というお客様のご要望が多数ありましたし、私たちとしても全商品を見ていただきたい。できれば紙のカタログの雰囲気を保ちながら閲覧できるツールがないかと模索していたところ、電子ブックが最適だという判断に至りました。
実はActiBookの前に、印刷会社が提供する電子ブックサービスを導入していました。
そのサービスはページ単価で、コストパフォーマンスや納期などの点で少し不満がありました。
そこでFlashを活用した自社制作のデジタルカタログを運用していた時期もあったのですが、制作の負荷がすごくかかるという問題が。もっと簡単に電子ブックを作成できるツールがないかと探し始めたときに、ActiBookに出会ったのです。
ActiBookをお選びいただいた理由を教えてください。
大川様:3社ほど比較検討させていただきました。ActiBookの決め手は
(1)買い取りができること
ライセンスを取得すれば、電子ブックを無制限に作成できる。
(2)Flashで制作されていること
当社にもFlashを活用したカタログの制作経験があった。他社だとJavaScriptで制作するなど容易さを欠くツールだと感じました。
(3)自社で制作できること
検討していた当時、電子ブックの作成は外注というサービスが多かったなか、自社で作れるという点でActiBookはとても魅力的でした。
また、当社はデザインなどのウェブ制作チームも持っており、ウェブ制作から販売まで一貫して社内で完結させたいという方針をかなえるためにも、Actibookは最適なツールでした。
電子ブックを検討することになったきっかけを教えてください。
大川様:最近のカタログは、ほぼ電子化しており、全体でも9割は電子ブックで閲覧ができます。作成作業は簡単ですし、自社で制作していたころに比べれば短時間かつとても簡単に作成できるようになりましたね。
番藤様:お客様からもご好評をいただいています。
例えば手元にカタログがないお客様からお問い合わせがあった際、ネット環境があれば電子ブックで案内できるので、やり取りも非常にスムーズになりました。
大川様:こうしたお問い合わせから、受注につながったケースも多いんですよ。
スムーズに対応できることから、機を逃さず受注につなげられることも、ウェブからの売上が好調な一因に挙げられると思います。
番藤様:また、グルメ・ファッションなどの旬や流行の速い商品、数量やサイズ限定商品の一部は、電子版のみで配信しています。 紙だと印刷の時間などタイムロスが生じるという課題を解決するとともに、お客様からすれば紙に載っていない商品が選べるという「特典」みたいな楽しみもできたと好評ですね。
大川様:社内的な活用でいえば、営業社員が提案書を作成する作業効率のアップというメリットもあります。
従来は、膨大なデータから1つの商品画像を探したり、紙のカタログを見ながらスペック表を手打ちするなどの手間がかかっていました。
それが、ブックを作成する際に生成するPDFデータを営業社員のみがアクセスできるファイルサーバーに置くことで、画像やスペックなどのデータ検索もしやすくなったうえ、データをコピー&ペーストできるから提案書を短時間で作成可能になった、という意見もあります。
さらに、お客様との商談の中で手元のカタログにない商品のリクエストを受けた際でも、タブレット端末を使ってすぐに提示することができるなど、営業支援ツールとしても役立っており、想定外の効果も出ています。
ActiBookを活用した今後の展望を教えてください。
大川様:デジタル化が進んでも、私たちには紙のカタログは外せません。
お客様の年齢層が広いこともありますし、パソコンを利用できる方ばかりではありません。
一方でデジタルは、検索性に優れている点や購入へつなぎやすいといったメリットもあります。
特に法人向けカタログの場合は会社のパソコンから電子ブックを見て選ぶ方も多いようです。
こうした両者のメリットを活かしながら、お客様に最適なかたちでカタログギフトを提供できることが一番だと、私たちは考えています。これからも、紙とデジタルが互いに補完しあえるように運営していきたいですね。
番藤様:ログ解析のデータを細かく分析していくことで、カタログ作りに活かしていきたいとも考えています。 閲覧数に対して申し込みが少ない商品には何か問題があるのでは…といった分析をしながら、当社が目指す「贈る方にも、もらう方にも満足できるギフト」を提供できるカタログの制作に努めていきたいです。
スターティアラボへのメッセージなどありましたらお願いします。
大川様:現状、iPhoneやiPadではアプリを入れないと閲覧できません。
一方で、これらのデバイスからのアクセス数は増えています。
HTML5でこの問題が解消されるという話も伺っていますし、こうした問題を解決しながら、今後も時代にあった形でバージョンアップしていただければと期待しております。
本日は、ありがとうございました!