津福様:当社はバスツアーのパイオニアであり、一般旅行の企画販売から、各種スポーツ世界大会の日本代表選手団派遣渡航業務まで、旅行に関するさまざまな事業に携わっています。企画販売力、高度で専門的なノウハウがあることを強みとしており、昭和29年の創立以来、長い社歴の中で培われてきた財産を多様化する旅行マーケットに生かした事業展開を行ってまいりました。
現在、需要の伸びが目覚ましいクルーズツアーや当社の得意分野であるスポーツ観戦ツアーなど、業界でも先駆的な事業展開に積極的に挑戦しています。
電子ブックを検討することになったきっかけを教えてください。
津福様:当社が扱う旅行商品は国内・海外あわせて常時数千件ほどあり、ほとんどの商品は紙ベースのパンフレットでお客様にご案内しています。もちろんWebにも旅行商品を掲載していますが、売れ筋商品のみの掲載になっていました。
また、以前はWebからいただくお問い合わせに対し、サイトに掲載していない商品の案内はパンフレットのPDFを添付して送っていました。なかには容量の重い商品もあるので、使い勝手が悪いといった課題もありました。
Webで旅行商品を検索される方も多くなっていますし、もっと気軽に案内できるツールはないかと検討したとき、電子カタログ(デジタルパンフレット)に行き着いたのです。
ActiBookをお選びになった理由は何でしょうか?
津福様:買い切り型で、自社サーバー内での展開が可能だったことが理由のひとつです。他社の電子ブックサービスとも比較検討したのですが、他社は専用のサーバーでしか利用できないなど制約があり、サーバー代などのランニングコストを考えるとActiBookのほうが割安で魅力的でした。
実際に運用してみて、感想や効果などがあれば教えてください。
津福様:ActiBookの優位点として、パンフレットデータが完成した時点ですぐにWebへの展開ができるスピーディーさは、とても有効的だと思います。実作業は私がやっていますが、作成するのもスピーディーで簡単。月に3回程度、新しい商品をはじめ数十商品のパンフレットをアップしていますが、ほとんど手間がかかりません。
また電子化することで、商圏外のお客様にもパンフレットを見ていただける機会ができ、デジタルパンフレットを見てお問い合わせをいただくことも多くなりました。現在では、少なくとも月に50件くらいは、デジタルパンフレットを見たお客さまからの問い合わせがあります。電子メールで商品をご案内する際も、デジタルパンフレットのURLをお送りするだけで済みますし、お客様も閲覧しやすい環境ができたと思います。
こうした一般のお客様以外に、販売代理店の方も当ページを閲覧していただいており、BtoBへの展開ができるようになったのも、ActiBookが後ろ盾になっていると思います。
機能的な面では、デジタルパンフレット内にURLリンクを設定することができる機能も重宝していますね。パンフレットのイメージを見ながら、参加したいと思った商品をクリックすると、申し込み画面にリンク。そこから予約が完了できるので、Web商品の一つの展開としてとても役立っていますし、窓口業務の効率化を図れたことにもつながっています。
ActiBookを活用した今後の展望があれば教えてください。
津福様:Webからの問い合わせも増えてきたこともあって、今後もますますデジタルパンフレットは大いに活用していきたいと思っています。
また、当社ではWindows XPのサポート終了に伴い、クラウド版のスマートデバイス対応に切り替えました。スマートフォンやタブレット端末の需要は、これまで以上に増えてくると思います。今後もモバイルユーザーを中心に、当社の商品をどんどんアピールしていきたいと思っています。
本日は、ありがとうございました!