田渕様:当社は、1961年の創業以来、映像、音響、情報通信機器並びにこれらに関連する付属品の販売・レンタルおよび取付工事を通じて、お客様の業務課題解決をサポートして参りました。
取り扱い製品は多伎に渡り、単年度で取り扱うアイテム数だけで1万7,000点以上、営業展開させていただいている市場も、放送関連から教育関係、医療機関までとさまざまです。ユーザー様の映像・音声ソリューション解決のためにハードウェア、アプリケーションを含めたご提案を行っております。
ユーザー様が抱えられている課題を、映像や音声を使用したソリューションで解決すべく、様々なご提案をさせていただいております。
電子ブックを検討することになったきっかけ、ActiBookをお選びいただいた理由を教えてください。
田渕様:当社は取り扱い製品が多く、すべての営業マンが全商品について記憶することは困難です。そのため、商談でお客様のニーズを聞きだし、それに合う商品を調べて資料を作成し、ご提案…という流れになっており、ニーズのヒアリングから商品のご提案までにタイムラグが生じてしまっていました。そこでもっと早くレスポンスを返せるよう、営業マンが持ち歩くカタログ・資料類を紙からデータへ移行したいと考えるようになりました。
一方、その頃、Webサイトのリニューアルが進行していました。数社からリニューアルのプレゼンを行っていただいた中で、スターティアラボさんのご提案内容が、電子ブック(ActiBook)とCMSを組み合わせたカタログサイトでした。
Webリニューアルとセットで導入できるというメリットのほか、以下の3点がActiBook導入の決め手となりました。
(1)最低限必要な機能が揃っている
当社で使用している膨大な数のカタログをすべて電子ブック化するため、ブック作成を自動化できること。また、テキストを書き込めるペンツールの機能、PCだけでなくタブレットでも閲覧が可能なこと、ログ解析機能など、ActiBookには、当社として必要な機能が漏れなく揃っていました。
(2)PDFから電子ブックが作成できる
当社で使用しているカタログの原稿はPDFが多いので、PDFから電子ブックが作成できる点で当社のニーズと合っていました。
(3)定額制で冊数無制限で作り放題である
冊数無制限で作り放題であることも、製品カタログ数の多い当社にとってメリットでした。
実際に運用してみて、感想や効果などがあれば教えてください。
田渕様:ActiBook導入と同タイミングで全社でタブレットを導入しました。ActiBookをプレゼンツールなどと併せてインスト-ルしておき、1人1台にタブレットを配布しました。これを機に、社員たちがタブレットを自分たちの業務にどのように活かせるかを考えて欲しかったので、使用方法は特に指定せず個人の考え方に任せています。
その代わり、「タブレットの使い方」をテーマとした勉強会を、3ヶ月に1度のペースで開催し、データの扱い方についての指導を行っています。
取扱メーカーさんから出ているカタログのほか、提案資料も電子ブック化して営業ツールとして活用しています。今までは、営業担当者がお客様を訪問してから資料を作成し、ご提案という流れでしたが、タブレットに最初から資料を入れておくことで、1ステップ省略することができ、効率がアップしました。
また、その場で詳しい話ができるようになったので、お客様から要件定義に関わる詳細な仕様ニーズについても一段階早いフェーズでヒアリングできるようになりましたね。
また、以下の点でも効果が上がっています。
(1)営業マンが持ち歩くことができる資料数が格段に増えた
ActiBook導入前は、5~6社分の総合カタログ+単品カタログを持ち歩くのでやっとだったと思います。それでも、営業カバンに入りきらず、別に紙袋などに入れて持ち歩いていました。電子ブック化された今では、全カタログを持ち歩いている営業マンもいます。
(2)カタログ改訂の際の差し替えが楽にできる
カタログを新しいものに更新するだけで最新のカタログに差し替えることが可能なので、紙の時代のように古いカタログをいつまでも持ち歩くこともなくなりました。
紙からデータへ切り替えることで、物量的なメリット以外にも多くのメリットが得られました。電子化によるコンパクト化が当初の想定でしたが、ActiBookの導入によって、実際にはコンパクト化以外のメリットも多く得られたので、大変、助かりました。
ActiBookを活用した今後の展望があれば教えてください。
田渕様:Webサイトリニューアルのタイミングでは電子カタログ掲載ページは作成しませんでしたが、将来的には、CMS×ActiBookのシームレスな連携をと考えています。両方のツールをスターティアラボさんから導入したことで、サポートサービスも活用しながら、今からその準備がスタートできていることを心強く思っています。
また、取り扱う製品の特製上、図面等の技術資料が多いのですが、現在は紙で持ち歩いています。いずれは、こういった技術資料も紙からデータへ完全に移行できればと考えています。
本日は、ありがとうございました!